2018.06.11

順調にいっていた面接も、辞めようと思った理由を聞かれ不用意な受け応えで雰囲気も気まずいことになりかねない。

やめた理由、もしくはやめる理由をお聞かせいただけますか?
という質問の受け応えによって面接官の印象はぐっと変わってきます。
ネガティブな理由は良くないということはみなさんご存知みたいで、
例えば上司と性格や意見が合わなくてとか
自分ではやっているつもりなのに上司の評価が低いとか
人間関係などは避けて、別の理由をあげてこられます。

ところが突き進めていくと、どこかで綻びが出てくるみたいで
あれ?先程の理由と今言った理由はつじつまが合わないね。
どうして?ということになります。

つまり、作り上げたストーリではどこかで矛盾が出てくることになります。
採用対象として関心の高い方に対して面接官は
興味をもって矢継ぎ早に質問してきますから、適当に応えていると
整合性がとれなくなり、うまくいっていた面接も急におかしな雰囲気に
なったりします。

本来いいものをもっていて、1次、2次とトントン拍子で進んで最後の確認で
どじってしまい、確認作業の筈なのにどうしてと逆に人事が狼狽するケースもあります。

それぞれの質問に対しての受け応えの練習するのはいいことですが、自身の
やりたいこと、やれることを含めて棚卸して整理していかないと往々にして
このような状況に陥ります。

まずは、なんで退職するのか、これからどうしていきたいのか。
それらのことを文章にまとめてはどうでしょうか。
意外と文章に落としこんでみると、何か変だったり、説得力がなかったり
ということを発見できます。

ネガティブな理由は避ける。
と言いましたが、それが本当の理由で周りが納得するものであれば
そのことを避ける必要もないし正直に話せば相手も納得してくれるのではないでしょうか。

例えば

上司・同僚と合わない
    →周囲と協調しながら大きな目標に取り組みたい
仕事が合わない
    →自分の希望に合った活躍の場を求めたい
仕事が忙しい
    →スキルアップのための学びができる環境で働きたい
給料が安い
    →自分の能力をフルに発揮し、正当に評価されたい

エージェントはこのようなケースでたくさんの相談を受けているので
気軽に聞いてみてはいかがでしょう。
人間関係や合う合わないというのはどこの会社でもあることですから
話を聞いているうちに「それはしかたない」理解を得られ意外とそのことが
アピールポイントとなるかもしれません。