仕事が面白いか、面白くないか。
その違いは、会社の大きさや知名度、給料、肩書だけで決まるものではないと思います。
同じような仕事をしていても、面白そうに働いている人がいる一方で、毎日がつまらないと感じている人もいます。
もちろん、職場環境や仕事内容が自分に合っていないこともあるでしょう。努力だけでは変えられない問題もあります。
ただ、もし今の仕事に物足りなさを感じているなら、会社を辞めることを考える前に、少しだけ視点を変えてみてもいいのではないでしょうか。
有名な会社に入れば、面白い仕事ができるのか
就職や転職を考えるとき、多くの人が会社の知名度や規模、待遇を気にします。
それらは、会社を選ぶうえで大切な判断材料です。
しかし、少し立ち止まって考えてみてください。
あなたが本当にやりたいことは、有名な会社で働くことなのでしょうか。それとも、自分が興味を持てる仕事に携わることでしょうか。
例えば、広報や宣伝、人事、企画の仕事に興味があるとします。
その仕事は、大企業にしかないのでしょうか。
実際には、中小企業にも、自社の商品を世の中に広めたい会社があります。新しい事業を始めようとしている会社もあれば、採用や組織づくりに力を入れようとしている会社もあります。
会社の規模が小さいからこそ、幅広い仕事を経験できたり、自分のアイデアが経営者に直接届いたりすることもあるでしょう。
反対に、大企業だからこそ経験できる仕事や、充実した環境もあります。
どちらがよいという話ではありません。
大切なのは、会社の名前だけで判断するのではなく、そこで何ができるのかを見ることです。
仕事の面白さは、自分で広げられることもある
入社したときには、想像もしていなかった仕事に興味を持つことがあります。
最初は与えられた仕事をこなすだけだった人が、経験を積むうちに、仕事の背景や目的が見えるようになる。
お客様のことを深く知るようになり、仕事の進め方を工夫するようになり、周囲から相談されることも増えてくる。
すると、以前は面倒だと思っていた仕事に、面白さを感じることもあります。
もちろん、どんな仕事でも考え方を変えれば面白くなる、ということではありません。
職場の問題や、会社の方針との相性など、自分の工夫だけでは解決できないこともあります。
それでも、今の仕事の中に、自分が面白いと感じられる部分が残っていないかを考えてみる価値はあると思います。
今まで言われたとおりにやっていた仕事を、少し工夫してみる。
目の前の業務だけでなく、その仕事が誰の役に立っているのかを考えてみる。
自分の仕事の範囲を少し広げられないか、上司や同僚に相談してみる。
そんな小さな変化が、仕事への向き合い方を変えるきっかけになるかもしれません。
今の会社だけが、自分の可能性を決めるわけではない
一方で、今の会社では、どうしてもやりたい仕事ができないという人もいるでしょう。
その場合も、すぐに諦める必要はありません。
例えば、商品を企画したい人なら、企画職という肩書だけにこだわらず、お客様の声を集めたり、販売方法を考えたりする仕事から経験を積む道もあります。
人に関わる仕事がしたい人なら、人事部門だけでなく、教育や営業、顧客支援などの仕事にも目を向けられます。
もちろん、実際にどのような仕事ができるかは、会社や職種によって異なります。
ここで伝えたいのは、希望する仕事の名前だけを探すのではなく、その仕事を通じて何をしたいのかを考えてみる、ということです。
そうすれば、今まで候補に入れていなかった会社や仕事に、自分の可能性を見つけられることもあります。
仕事を変えることも、一つの選択肢です。
今の会社で新しい仕事に挑戦することも、一つの選択肢です。
どちらかを最初から正解と決める必要はありません。
あなたにとって、面白い仕事とは何だろう
仕事の面白さは、人によって違います。
自分のアイデアを形にすることが面白い人。
人から感謝されることに喜びを感じる人。
仲間と一緒に大きな目標を達成することが好きな人。
専門性を磨き、自分にしかできない仕事を増やしていくことに喜びを感じる人。
どれも、その人にとって大切な仕事の面白さです。
誰かがうらやむ会社に入ることが、自分にとっての幸せとは限りません。
周囲から見れば地味な仕事でも、本人が夢中になれるなら、それは面白い仕事なのだと思います。
だからこそ、ときどき自分に問いかけてみてください。
自分は、仕事の何に面白さを感じるのだろう。
そして、今の仕事の中に、それを見つける余地はあるだろうか。
もし今の環境では難しいなら、どんな場所なら実現できるだろう。
そんなことを考えてみると、これまでとは違う景色が見えてくるかもしれません。
仕事は、人生のすべてではありません。
でも、仕事との向き合い方が変わることで、毎日の過ごし方や人生の感じ方が変わることはあります。
せっかく働くのなら、自分なりの面白さを見つけていきたいものですね。



